見積もりにかかる時間の目安と時間を短縮する方法などを解説しています。
いろは その49 車検の見積もりにかかる時間の目安と時間を短縮する4つの方法
- 車検の見積もりにかかる時間の目安と時間を短縮する4つの方法
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「車検前に見積もりをとりたいけど時間をかけたくない」「どれくらいの時間がかかるか教えてほしい」などと考えていませんか。面倒な手続きであるため、手間をかけたくないと考える方は多いでしょう。結論から述べると、それほどまとまった時間はかかりません。ただし、事前の準備は必要です。この記事では、見積もりにかかる時間の目安と時間を短縮する方法などを解説しています。以下の情報を参考にすれば予定を立てやすくなるはずです。検討中の方は参考にしてください。
車検の見積もりにはどのくらい時間がかかる?
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車検の見積もりにかかる時間はケースで異なります。一般的な目安は15~60分といえるでしょう。ただし、所要時間の目安は依頼先で異なります。具体的には次の通りです。
- 【所要時間の目安】
- ディーラー:45~60分程度
- 整備工場:15~45分程度分程度
- 車検専門店:30~60分程度
- ガソリンスタンド:15~45分程度
ディーラーは、見積もりに時間がかかる傾向があります。車検以外の業務を行っているうえ、点検整備の内容も充実していることが多いからです。整備工場・ガソリンスタンドは短時間で済むケースが多いでしょう。ただし、実際の所要時間はさまざまな要因で変動します。あくまでも目安と捉えておくことが重要です。
関連記事:車検の見積もりの方法とメリット
車検の見積もりに時間がかかるのはなぜか
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依頼先に関わらず、見積もりにはある程度の時間がかかります。時間がかかる主な理由は次の通りです。
チェック事項が多い
マイカーの車検では、57の点検項目が定められています。実際の車検では、これを上回る項目を設けていることが少なくありません。主なチェック項目として以下のものがあげられます。
- 【チェック項目】
- ライト
- エンジンオイル
- ブレーキオイル
- ブレーキパッド
幅広い項目をチェックして、修理しなければならない箇所、交換しなければならない箇所などを見極めているため時間がかかるのです。また、チェック項目が多くなると、見積金額の算出、部品の在庫チェックなどにも時間がかかります。点検項目が多くなると、見積もりにかかる時間は長くなるといえるでしょう。
店舗が混雑している
店舗が混雑している場合も、見積もりに時間がかかります。他のドライバーに対処しなければならないため、待ち時間が発生するからです。通常であれば15分程度で終わる見積もりであっても60分以上かかることもあります。混雑しやすいタイミングとして、土日祝日があげられます。特に連休中は混雑しやすいといえるでしょう。時間をかけたくない場合は平日に依頼するとよいかもしれません。また、店舗の規模にも注意が必要です。小規模な店舗はスタッフが少ないため混雑しやすい傾向があります。ちなみに、車検を受ける時期に特別な決まりはありません(有効期限内であれば)。満了日の1カ月前程度を目安に、日程を調整すると空いている日を選びやすいはずです。
新規の業者に車検を依頼した
初めて利用する業者に見積もりを依頼する場合も時間がかかりやすくなります。通常の見積もり作業に加えて、顧客情報の登録や整備記録の確認などを行わなければならないからです。過去に利用したことがある業者は、これらの情報を保存しているケースが多いため、すぐ見積もり作業を行うことができます。事業者目線で考えると、新規顧客は既存顧客よりも手間がかかるといえます。とはいえ、所要時間が劇的に増えることはあまり考えられません。依頼したい事業者を見つけた場合、それほど気にする必要はないでしょう。
車検の見積もりは必須なのか?
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車検前の見積もりは必須ではありません。時間がかかるのであれば受けたくないと考える方もいるはずです。気持ちは理解できますが、見積もりをとらず車検を受けることはおすすめできません。
点検整備の項目は、依頼先によって大きく異なります。必要最低限の57項目としているところもあれば100項目以上としているところもあります。見積もりをとれば、点検整備の内容が明らかになるとともに、どの項目にどれくらいの費用がかかっているかわかります。
また、見積もりをとらないと、事業者の判断で勝手に修理や部品交換をされて費用を請求されることもあります。見積もりをとって、交換や修理が必要な個所、費用などを明らかにしておくと、このようなトラブルを防げます。
納得できる事業者を見つけるため、あるいはトラブルを避けつつ車検を受けるため、見積もりは欠かせない取り組みといえるでしょう。
車検の見積もりにかかる時間を短縮する方法
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見積もりにかかる時間はいくつかの方法で短縮できる可能性があります。代表的な方法は次の通りです。
書類を早めに用意する
申し込み前に必要書類を用意しておくと手続きをスムーズに進められます。一般的なケースで求められる書類は自動車検査証(車検証)と定期点検整備記録簿です。前者は情報、後者はメンテナンスの状況を確認するため必要になります。これらの書類は、車内で保管していることが多いでしょう。
そのまま車検を受けたい場合は、自動車損害賠償責任保険証明書、自動車税納税証明書も用意しておくことをおすすめします。これらがあると、見積もり後すぐに契約を結べます。
事前予約する
一部の店舗などは見積もりの事前予約を受け付けています。予約枠を確保できるため、待ち時間を少なくできます。スケジュールが決まっている場合や土日祝など混雑時に見積もりを予定している場合などに検討したい対策です。ちなみに、混雑している店舗に飛び込みで訪れても、当日中に対応してもらえないことがあります。見積もりを確実にとりたい場合は、できるだけ事前予約をするほうがよいでしょう。
車検の予約について詳しく知りたい方は“車検の予約ってどうすればいいの?”をご覧ください。無料見積もりを受ける
一部の店舗は有料見積もりと無料見積もりを実施しています。有料見積もりを実施している代表例としてあげられるのが外車ディーラーです(無料見積もりの対応可否は店舗で異なります)。このような店舗の場合、無料見積もりを受けると有料見積もりにかかる時間を減らせる可能性があります。重複している項目を事前にチェックできるためです。ただし、無料見積もりにも一定の時間がかかります。
依頼先を絞る
依頼先を厳選することでも、かかる時間を減らせます。見積もりが出揃うまでにかかる時間を短縮できるからです。依頼先を絞れば、比較検討を進めやすくなります。ただし、絞り込みすぎると、相場を把握できない恐れや目的に合っている依頼先を見つけられない恐れがあります。3店舗程度を目安に絞り込みを進めるとよいでしょう。
関連記事:一日車検ってなに?
車検は見積もりをとってから依頼しましょう
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車検の見積もりにかかる時間について解説しました。おおよその目安は15~60分程度です。ただし、混雑状況や依頼先で具体的な所要時間は異なります。見積もりをとらなくても車検は受けられますが、点検整備の内容や費用などを把握するため欠かせない取り組みです。時間を削減したい方は、全国の事業者から見積もりをとって比較検討できる「とことん車検ナビ」をご利用になってみてはいかがでしょうか。特典を用意している事業者があるためコストも削減できる可能性があります。
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